2015年10月14日水曜日

Western Digital My cloud 4TBを注文した

日々、データの保管場所にクラウドを使用していると、もっと色々なデータや、手持ちのデータを全て置いておけると便利になるのに、と思うようになりました。

様々なクラウドサービスが展開されていますが、基本的にはフリーでも利用できるものの割り当てられる容量は僅かで、課金してもせいぜい数百ギガ程度までしか利用できません。
もちろん、さらに課金すればある程度の容量は確保できますが、コストもかさみ現実的ではありませんね。

そこで、FTPサーバーを構築したり、ファイル共有ができるNASを利用したりしてきましたが、どれも実用的ではありませんでした。

FTPサーバーに関しては、そもそもファイルのタイムスタンプがアップロードされた時点になってしまいファイル管理という意味では全く使い物になりません。
ファイルが共有できるNASに関してもクラウドのようにプラウザーにドラックアンドドロップできるわけでも無く、旧来のホームページへのファイルのアップロード方法のように使い勝手の良いものではありませんでした。

そんな中、Western Digitalからクラウドライクに使用できるNASが販売され、非常に興味が湧いてきました。


とはいえ、今使用しているNAS(buffalo NS-VL 1TBを3TBに換装したもの)よりも、大容量なものを考慮して4TBのモデルを考えたところ、価格が思いの外高く(¥40000)、躊躇してしまいました。
そこで、本場(アメリカ)の価格はどんなものかとamazon.comを見てみたところ、日本で買うよりも同じ4TBで1万円程安い(¥26000)ことが分かり、急遽、そちらで購入することにしました。


amazon.com自体はanazon.co.jpで購入するのと何ら変わりないので、迷うことも無く購入できます。(英語で何が処理されているか程度の理解力は必要ですが)
amazon.co.jp同様、マーケットプレイスの出展者もおりますが、amazon.com自信が発送してくれる場合は国外(アメリカから見て)にも発送してくれるので有難いです。

さすがに国内のように2日後に手元に届くことはありませんが、1日程度で発送のステータスになり、1週間程度で手元に届くことと思います。


2015年10月9日金曜日

iPhoneのLineトーク履歴のみを復元する

iPhone 6からiPhone 6sへと機種変したのですがiPhone 6sでのLineの設定を済ませる前に、従来のiPhone 6でLineを受信してしまいました。


一方で、ヘルスケアやiMessage、写真等はiPhone 6sの方が最新になってしまっており、再度iPhone 6のiTunes(iCloud)バックアップデータから復元してしまう訳にも行かなくなったので、Lineのトーク履歴だけ復元してみました。

結果的には以下で上手くいきましたが、全ての環境において同様に実現できるか保証するものではありません。
なお、扱っているiPhoneは全て非脱獄(Jailed)環境です。

実施環境
  • Lineトーク履歴が最新のiPhone(今回の例ではiPhone 6:以下、旧iPhone)のiTunesバックアップデータ(暗号化、非暗号化どちらでも)
  • 復元したい対象のiPhone(今回の例ではiPhone 6s:以下、新iPhone)のiTunesバックアップデータ(非暗号化のみ:抽出したデータを上書きする為)
  • iBackupBot
  • Lineのバージョンは2015/10/07時の最新(バージョン5.4.0)

実施した事
  1. Lineトーク履歴が最新のiPhone(旧iPhone)のiTunesでのバックアップを実施する(暗号化、日暗号化どちらでも)
  1. 復元したい対象のiPhone(新iPhone)のiTunesでのバックアップを実施する(非暗号化)
  1. iBackupBotをインストールする
  1. iBackupBotを起動し、Lineトーク履歴が最新のiPhone(旧iPhone)のバックアップデータを選択する


  1. iTunesバックアップデータのディレクトリー一覧が見えるので、App Group Filesを選択し“Line.sqlite”を検索、そのファイルが含まれる階層(以下、今回の例)を把握する。
    Lineのバージョンによってはファイル名や、ディレクトリー名が全く異なるので注意。(Lineのトーク履歴のファイル名がLine.sqlite、Talk.sqlite等、異なる)
    iPhone 6 - App Group Files - com.linecorp.line - Library - Application Support - Messages


  1. Line.sqliteをエクスポートする。


  1. iTunesバックアップデータのディレクトリー一覧から、今度はUser App Filesを選択し、“Line”を検索し、Lineフォルダーを選択する。(以下、今回の例)
    iPhone 6 - User App Files - LINE


  1. Lineフォルダー内の“Library”および、“Documents”フォルダーをエクスポートする。


  1. 復元したい対象のiPhone(新iPhone)のバックアップデータ(非暗号化)を選択。

  1. 先ほどエクスポートした“Line.sqlite”ファイル、および、“Library”、“Documents”フォルダーを、復元したい対象のiPhone(新iPhone)のバックアップデータの同じ場所にインポートする(バックアップデータが暗号化されていると、インポートできない)

  1. iBackupBotを起動させたまま、復元したい対象のiPhone(新iPhone)を接続する。この時、必ず“iPhoneを探すの機能をオフにしておく(オフにしないと、次のリストアができずエラーになる)

  1. 復元したい対象のiPhone(新iPhone)のバックアップデータで、先ほどインポートした“Line.sqlite”ファイルを含むフォルダー、および、“Library”、“Documents”フォルダーを選択し、Restoreを実施する

以上で、Lineのトーク履歴も最新のものに置き換わりました。
iTunesでの復元のように全データを置き換えずに、部分的に復元ができるので数分で作業は完了しました。
こんな面倒な作業が必要ないよう、履歴や異なるOS間の移行をサポートするオフィシャルのツールを公開してもらいたいものです。

なお、同様にiPhoneの内部データににアクセスをするiFunBoxでは、iOS 8.3以降では、Lineのフォルダーのある階層が閲覧できず、今回の作業はできませんでした。