2013年12月24日火曜日

ThinkPad USB 3.0 ドック(0A33979) (2)

前回の記事の続き

悩んだ末に購入したThinkPad USB 3.0ドックを帰宅して早速開封をして見たところ、製品には保護ビニールが付いたまま、ケーブル類も束ねられたまま、ドライバー類も封がされたままで、やはり未使用品であった。
 

製品を改めて紹介すると、USBが5ポート、DVI-I、DVI-D、Gigabitイーサ、オーディオポートを備え、それらをUSB 3.0ケーブル一本でパソコンと接続するモノである。
DVI-Dを備えているので、アナログVGAポートに変換する事も可能となる。

ドック上部にはパワースイッチを備えており、オンにすると前面のThinkPadの“i”の字が赤く点灯するギミックが憎らしい演出である。

ドック自体はさすがにUSBバスパワーで動くことはなく、ACアダプターによる給電を要する。
各社ノートパソコンの機種限定ポートリプリケーターとは異なり、ドックからノートパソコンへの給電はできないので、せっかく煩雑なケーブルが整理できたとしても、ACアダプターはドックとノートパソコン用にと、2台に増えてしまうのは致し方ない。


さて、会社のX200にスペック的に近い、我が家のVAIO G3にて動作確認をしたところ、パソコンとの接続がUSB 2.0環境でもディスプレイ出力、イーサネット、USB機器を複数接続しても、特に帯域不足による遅延や不具合も無く、動作する事が確認できた。
むろんLenovo向けのドックではあるが、汎用的なUSB接続によるデバイスなので、他社のパソコンでも動作した事は想定通りである。

ところでUSB 3.0に対応したポートリプリケーターは、他にも類似品が幾つか販売されているが、共通点として全てDisplaylink社のチップを搭載している。

ノートパソコンでの動作はメインがパソコン自身のディスプレイ、2つ目が、ノートパソコンの外部ディスプレイ、3つ目としてこちらが認識される。
ノートパソコンのFnキーでの切り替えはできず、Windowsのディスプレイ設定にて変更する必要がある。
 
また、USBによる出力と言う事で、コンマ数秒の遅延があるようだが、オフィスユースでは特に問題にはならないであろう。
 

ジャンク屋で購入したものであるが製品自体は全く不具合がないことが確認できたので、本来の使用対象である会社に持ち込んで、会社のノートパソコン(ThinkPad X200)に接続してみた。

X200はLenovoの対応機種には含まれていないが、前述したとおり汎用的なUSBデバイスである為、こちらでも問題なく動作した。

そして本来の目的であった、煩雑なケーブル類たちもUSBケーブル一本に集約できるようになったので随分とスッキリさせることができた。


現状、USB 2.0環境で使用しているが不具合らしい不具合は発生していないので、長期的に様子を見ていく。

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