2015年5月16日土曜日

デジカメ写真をフォトストリームやiCloudで共有する

メインのスマートフォンとしてiPhone 6を使用しておりますが、iOS 5でiCloudに対応して以降の標準の写真アプリにあるフォトストリーム機能で、特にiOS端末を複数所有している場合においては、別々のiOS端末で撮影した写真が、iCloud経由で同一のapple IDで紐付けされている全てのiOS端末にダウンロードされるので、直近に撮影した写真やメモ代わりの画像を自動的に共有してくれて非常に便利です。

さらに、最近になって家族や友人のiPhone所持率が高くなってきたため、ちょっとした写真の共有にはiCloudの共有機能が手っ取り早いので使い始めています。
URLの取得もできるので、iOS以外のAndroidやパソコンからの閲覧も可能なのですが、残念ながらこれらの端末からのアップロードはできません。

なお、Macintoshや、Windows機にインストールしたiCloudを使用すれば、デジカメのデータも容易に共有できますが、今回はあくまでiPhoneのみの環境下を想定しております。


iOS端末で撮影した写真をiOS端末間で共有する場合
  1. iOS端末で写真を撮る(画像を取得する)
  2. フォトストリーム機能で(自動的に)他の同一apple IDで紐付けされたiOS端末にもダウンロードされている。
  3. iOS端末で写真を選択して、iCloudで他所のiOS端末と共有する。(iCloudで共有した写真はAndroidやパソコンでも閲覧は可能)

ところが、これらの機能を所有するにはiOS端末のカメラで撮影した写真や、ダウンロードした画像のみとなり、デジカメで撮影した写真でも同様に、複数のiOS端末での閲覧や、iCloudによる共有が出来れば、随分と使い勝手が良くなります。

OneDriveやDropbox、Boxのようなクラウドを使用すれば、iOS端末に限らずあらゆる端末から写真の閲覧はできるのですが、デジカメで撮影した写真を一度、パソコンでクラウドにアップロードしなければならず手間がかかります。

さらに複数のiOS端末で閲覧するには、一度、クラウドから写真データをコピー(ダウンロード)してフォトストリームに保存させたり、iCloundで共有するにはさらにそこから選択して共有しなければならず大変です。

デジカメで撮影した写真をiOS端末間で共有する場合
  1. デジカメで写真を撮る
  2. パソコンでデジカメの写真を読み取り(手動で)クラウドにアップロードする
  3. 複数のiOS端末で扱えるようにフォトストリーム機能を使用するために、iOS端末を用いて(手動で)クラウドから写真をダウンロードする。
  4. iOS端末で写真を選択して、iCloudで他所のiOS端末と共有する。(iCloudで共有した写真はAndroidやパソコンでも閲覧は可能)

デジカメで撮影した写真をiOS端末で管理するためには、特に2.および3.の作業に手間がかかり、なんとかこの手間を軽減する手法は無いかと考えていたところ、我が家で以前使用していたEye-Fiカード(現在はEyefiに改名)を使用することでほぼ自動的に2.および3.の作業を済ませてくれる事に気がつきました。

Eye-FiカードはWiFi機能付きのSDカードで、撮影した写真を、同一ネットワーク内にいる指定したパソコンへ自動的に転送してくれる機能があり、我が家でもデジカメで撮影した写真を自動的にパソコンに転送して写真の整理に役立てようと導入した経緯があります。

しかし、結局、転送された写真と、Eye-Fiカード内に残っている写真データを(万一転送がうまくいっていない事を想定して)比較しながら管理していく事が面倒になり使わなくなりました。

今回は、Eye-Fiカードからの写真を(自動的に)パソコンではなく、直接iOSデバイスへと転送することで、撮影した写真はカメラロールへと送られ、そこからフォトストリームやiCloudへの共有が可能になるという訳です。

ちなみに使用したEye-Fiカードは、現在発売されているEyefi mobiカードではなく、一世代前のEye-Fi Pro X2となりますが、基本的には現行品でも同等この事が可能でした。

Eye-Fiカードを利用してデジカメで撮影した写真をiOS端末間で共有する
  1. iOS用のEye-Fiアプリを入手し、Eye-Fiカードとペアリングをする
  2. ペアリング済みのEye-Fiカードを使用して、デジカメで写真を撮る
  3. Eye-Fiカードから写真が直接ペアリングしたiOS端末のカメラロールに保存される
  4. フォトストリーム機能で(自動的に)他の同一apple IDで紐付けされたiOS端末にもダウンロードされている。
  5. iOS端末で写真を選択して、iCloudで他所のiOS端末と共有する。(iCloudで共有した写真はAndroidやパソコンでも閲覧は可能)

1.のペアリングは、アプリ上で設定を行うと、構成プロファイルがダウンロードされ、Eye-Fiカードとの間でアドホック接続となり直接データが転送されるようになります。

なお、今回使用した、Eye-Fi Pro X2と、現行品のEyefi mobi Proでは、カードと受信先の端末間のデータ転送は、アドホック接続以外にも、同一ネットワーク内にいる場合に限り、ルーター経由の転送が可能です。

現行品の廉価版であるEyefi mobiカードではアドホック接続以外はできないので、端末でのWiFiの接続先をカードに変更する必要がありそうです。(所持していないので商品説明より推定、メーカーHPのカード比較参照


iOS端末のカメラロールにさえ写真が転送できれば、OneDriveアプリやgoogle+アプリのバックアップ機能を活用することで、カメラロールに転送された写真が、(自動的に)OneDriveや、googleドライブにも転送されるため、Android端末やパソコンでもフォトストリーム相当の写真の閲覧は可能となります。
(iCloudで共有した写真は保存先のURLを取得する事により、Androidやパソコンでも閲覧のみ可能です。)


ちなみにEye-Fiカード転送先のiOS端末はメインで使用している端末でも良いのですが、写真を受信中はずっとWiFiがオンになるので、メインで使用している端末へ転送を行うとあっという間にバッテリーを消費してしまう可能性もあるので、サブのiOS端末を用いたほうが良さそうです。

1 件のコメント:

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