購入時のままのファームウェアでも特に不具合もなく、日本で正式に販売されているスマートフォンでは珍しく、シャッター音がオフに設定できた事もあり、特にアップデートは見送っていたのですが、あまりに頻繁に通知が入ってくるので試しに更新してみました。
更新自体は10分もかからない程度で完了し、ファームウェアのバージョンもKOT49H.JP_Phone-11.4.6.63-20140918 → KOT49H.JP_Phone-11.4.6.79-20141020になりました。
そして、案の定、シャッター音のオフ設定が選択できなくなり、強制シャッター音となってしまいました。
海外版のXperia Z Ultra(C6833)も、Android OSを4.3に上げた瞬間から、日本のSIMに対してシャッター音が強制化されてしまい、今回も嫌な予感はしたのですが、まさに的中。
個人的なメモ代わりに写真を撮ることも多く、とは言え、静かな職場等でカシャカシャやるのは気が引けていたので、シャッター音の鳴らないZenfone 5は重宝していたのですが、今回の更新で改悪されてしまいました。
で、一気にZenfone 5の使用頻度も減り、今さら香港版のiPhone 4sを引っ張り出したりもしたのですが、やはり性能的にZenfone 5の方が良好で諦めきれませんでした。
購入時のファームウェアを探してもネットには落ちておらず、Root化も考えたのですが、Root化する位なら…ということで、いっそ、海外のファームウェアでも焼いてみることにしました。
ファームウェアはASUSのページに落ちており、JP版と同じバージョンのものではTW版(台湾)と、WW版(World Wide)がありましたが、とりあえず本家のTW版(KOT49H.TW_Phone-11.4.6.79-20141020)を拾ってきました。
古いバージョンだと、ダウングレードできない可能性もあり、JP版には無い新しいバージョンだとやはりダウングレードできずにJP版に戻せない危険性も想像できたので同じバージョンのものを選択しました。
ちなみに、ファームウェアの説明には
- 同じSKU(JPならJP、TWならTW)を使え
- 異なるSKUはfailするかもしれないから、同じSKUのみ使え
手順としては
- ダウンロードしたファームウェアを内蔵ROMかSDカードに保存する
- 電源を切る
- 電源ボタン+ボリュームダウンボタンを3~5秒押し、ブートローダーを起動させる。
- “1. Enter SD dowonload mode”を選択
- “apply update from internal(external) strorage”を選択(写真はTWファーム適用済み)
- ダウンロードしたファームウェア(ZIPファイル)を選択する。
- アップデートが完了したらRebootする
- リブート時に自動的にファイルが読み込まれ完了するとAndroid OSが立ち上がる
同じ作業をして、簡単にJP版へと戻せることも確認しました。
シャッター音に関しては、無事、オフ設定が出てきました。
その他、以下のような変更が発生しました。
- いくつかの台湾アプリが自動でインストールされていましたが、普通にアンインストールできました。
- JP版の売りの一つであったATOK for ASUSは無くなるので、Google日本語入力をインストールしました。フリック入力がメインの場合、Google日本語入力のが使いやすい気がします。
- JP版にプリセットされたAPN情報はそのまま残っていました。
- 端末情報で技適の認証画面がなくなり、日本では使っちゃいけません仕様になりました。(たてまえ)
- 対応バンドが台湾版(Band 1 2100MHz未対応)になった可能性がありますが未確認。ただし、日本版が台湾版に存在するBand 28 700MHzに技術的な理由で未対応ということだったので、簡単に変更できない理由がある(ハードウェアレベルで対応バンドが決められている等)とすると、日本版である本機では引き続きBand 1は使える可能性もあります。
- ラジオアプリは引き続き日本の周波数を設定できました。
なにより、シャッター音がオフにできた利点の方が大きいです。
~ お約束 ~
異なるファームウェアを焼くことで、最悪、起動しなくなる可能性もあるので全て自己責任です。
保証外行為と思われるので、メーカーサポートも諦める覚悟が必要です。
今後登場する、全てのバージョンで同様の事ができるかは定かではありません。
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