2015年2月28日土曜日

HP Microserverで遭遇したトラブル

現在、我が家にはデータの保存用として2012年に購入したHewlettPackardのMicroserver(N40L)を運用しています。
当初は4台程度ハードディスクを搭載できる、NAS機能付きケースを購入しようとしたのですが、ほぼ同程度の価格で、5台のハードディスクを搭載できるサーバーPCが購入できたので、こちらにした次第です。
OSには、やはり格安で入手できたWindows HomeServer 2011を使用しています。


3TBのハードディスク4台を、2台ずつRAID 1(Mirror)にして冗長化を図っていましたが、このたび5TBのハードディスクを2台入手したので、2組のRAID 1構成のうち1組を5TBのRAID 1構成へと変更する事にしました。(写真は既に1組のRAID 1構成からデータを退避させた状態)


単純にAMDのRAID管理ツールであるRAIDXpertを使用し、現在の3TBのRAID 1構成(2台のハードディスク)を外し、5TBのRAID 1構成を組んで、外した3TBにあったデータを5TB側にコピーし終わったところまでは順調でしたが、ここでトラブルが発生です。


再起動したところ、5TBでRAID 1を組んでいたはずのハードディスクが個々(2台)に認識されRAID 1構成が崩壊してしまいました。
ハードディスクにアクセスしたところ、フォーマットを促され、コピーしたデータも消失してしまいました。

消失したデータ自体はまだオリジナルのデータが残っているため、損失はありませんが、コピーに要した時間(6時間程度)が無駄になりました。


仕方ないので、もう一度、RAIDXpertを使用し、同じ作業を繰り返し(再度、7時間)、いざ再起動させるとまたRAID 1構成の崩壊。

RAIDXpertの使用を止め、BIOSのPOST画面後のRAIDユーティリティー(Ctrl + F)にてRAID 1構成を作製し、再度、データのコピー(またまた7時間…)を行ってみても、再起動後にはやはりRAID 1構成の崩壊…。

マザーボードのRAID機能をやめ、OS(Windows HomeServer 2011)の機能によるミラーリング(ダイナミックディスク)でRAID 1構成を行い、そこにデータをコピー(またまたまた7時間)して再起動させたところ、問題は無かったので、ハードディスクのトラブルは考えられませんでした。

ハードディスクのトラブルは考えられないので、RAIDのドライバーを更新してみることにしました。
最新のドライバーはHewlettPackardのホームページ(HPのHP…ややこしい)には掲載されていなかったので、AMDのサイトより入手しました。


ところが、最新のRAIDのドライバーをインストール(3.2.1540.75 → 3.3.1540.33)して、再起動すると、今度は、今回、手を加えていないもう1組の3TBのRAID 1構成も崩壊し、状況はさらに悪化しました。(しかも4台ではなく、何故かE:、F:、G:の3台)


幸い、RAIDのドライバーを元に戻し(3.3.1540.33 → 3.2.1540.75)たら3TBのRAID 1構成にはアクセスできるようになったので、ドライバー次第でRAIDボリュームの見え方が変わる事がわかり、ここは何としても最新のドライバー(3.3.1540.33)を試してみたくなりました。



ここで、これまでの経緯をおさらいします。
  • 3TBのRAID 1構成、2組のうち、1組を5TBのRAID 1構成へと変更。
  • 再起動後、5TBのRAID 1構成が崩壊。
  • 確認の為、もう一度同じ作業をしても、やはり5TBのRAID 1構成が再起動後崩壊。
  • RAIDXpertではなく、POST時のRAIDユーティリティーでRAID 1構成を作製しても状況は変わらず。
  • OSの機能によるRAID 1構成は再起動後も問題なし。(ハードディスクは異常なし)
  • RAIDのドライバーを更新したところ、もう1組の3TBのRAID 1構成も崩壊
  • ドライバーを戻したところ、3TBのRAID 1構成は復活。(ドライバー次第で挙動の変化を確認)←いまここ 
ということで、最新のドライバー(3.3.1540.33)にすると崩壊してしまう、もう1組の3TBのデータを別のハードディスクに一度退避させ(こちらは5時間程度)た後、最新のドライバーに再度更新をして、新規に3TBのRAID 1構成と、5TBのRAID 1構成を作製しました。
そして新たに作成した3TBと5TBに、必要なデータをコピーしました。(両者で10時間以上)


結果的には、ビンゴで、再起動後も5TB側のRAID 1構成も崩壊することなく、無事に認識されました。

原因としては、従来使用していたドライバーのリリース時に4TBを超えるハードディスクが存在していなかったため、今回の5TBのハードディスクでの挙動が怪しかったものと推測されます。

タチの悪いことに、古いドライバー環境だと、データを何もコピーしていない時には、何度再起動してもRAID 1構成は崩壊する事もなく、2TB程度のデータをコピーしたところで、再起動後にRAID 1構成が崩壊するという挙動を示し、検証に時間ばかりが無駄にかかりました。

また、RAIDのドライバーを更新すると、それまでのRAID構成が崩壊するという信じがたい状況に対する判断の遅れも、対応の遅れに繋がっています。(常識?)

大容量ハードディスクを使用する際は、やはりそれなりに注意が必要ですね。

2015年2月5日木曜日

iPod shuffle 4th generation

通勤の往復約2時間に音楽を聴いて過ごしているのですが、bluetoothレシーバー(Sony SBH50)+iPhoneでの再生環境の不満から、最近になってmp3プレーヤーであるTranscend T.SONIC 330 BLACK 8GB(TS8GMP330K)なるものを購入して使っていました。

ちなみに、bluetoothレシーバーでの不満やT.SONIC 330を購入した経緯はこちら


T.SONIC 330はUSBメモリーのような筐体に再生ボタンと有機ELディスプレイが付き、曲の転送や充電もUSBポートに時下に差し込める、至ってシンプルなmp3プレーヤーなのですが、曲再生に関するボタン配置がiPod shuffleと類似している割には操作性が異なるので、iPod shuffleに慣れていると少々手こずります。


具体的には、iPod shuffleではボタン中央の再生ボタンを押すとスタンバイ状態から直ちに曲の再生が始まるのですが、T.SONIC 330では、まず、中央の再生ボタンを長押しして起動させる事が必要です。

その後、もう一度再生ボタンを押して再生モードを決定し、再生フォルダーを選択する必要があり、曲を再生するのに、最低3回はボタンを押さなければならず、すぐに再生できないばかりかディスプレイを見ながらでないと操作できません。

結局、ウチで眠っているiPod shuffle 2nd generationを引っ張り出してくるも、30分程度しかバッテリーが持たず撃沈…。
やっぱりapple製品の操作性の良さを実感しただけで終わりました。

で、購入しました。
iPod shuffle 4th generationのアップル(オンライン)ストア限定色であるProduct REDです。


一応現行商品ですが、登場から2年程度経ちそろそろ後継機種の登場時期と思われますが、iPodシリーズ自体のディスコンの可能性もありますね…。
 
 
手持ちのiPod shuffle 2nd generation が、1GBだったのに対し、4th generationのこちらは2GBと倍増しました。

充電機能を有した専用のケーブルは、形状は同一ながら2nd generationと互換性が無いと言うトンデモ仕様で、気づくまではケーブルを流用した際に充電されずに悩みました。

iPod shuffle 4th generationではスクエア形状になった為、2nd generationに比べ多少、サイズ感の違いはありますが、操作性に関しては全く同じで、再生ボタンを押すとすぐに曲が再生されるという快適さが返ってきました。 

 
T.SONIC 330のように音楽ファイルをドラッグアンドドロップで気軽に転送することはできなくなりましたが、もともとiPhoneに転送していた音楽ファイルはiTunesを経由してiPod shuffleに同期すれば済むので特に苦労する事もなく済みました。