メインでWindowsのパソコンを使用しているユーザーにとっては、Windows tabletの利点の一つとして、いわゆるパソコンで編集した作業を継続してtablet端末でも行えるという点が挙げられます。
もともとtablet端末自身もデスクトップパソコンやノートパソコンと同じバージョンのWindowsが搭載されているので当たり前といえば当たり前なのですが、AndroidやiOSでは出来ないこともWindows tabletではほぼ問題なく対応が可能です。
特にMS Office文章に関しては、Android向けやiOS向けが、Microsoft純正のアプリとして提供されており閲覧だけであれば、かなりの精度で再現もできるのですが、編集となると、やっぱり作業性が異なったり、使い勝手が悪かったり、構図がズレてしまったりと中々思うようにはできませんでした。
一方、Windows tabletは、いわゆるパソコンと全く同一のOfficeが搭載されているので、これらの問題は全くありません。
ところが肝心の文字入力となると、形勢が逆転して、AndroidやiOSのようなシームレスな文字入力は期待できず、Modern UI版では何とか同様に入力できますが、対応ソフトも少なく、デスクトップUIでは、入力時にワザワザソフトキーボードを立ち上げないと入力ができません。
そんな訳で、特にwindows tabletでは小型のbluetoothキーボードが必須と感じ、我が家のmiix 2 8でも、小型のbluetoothキーボード搭載ケースを使用してきましたが、最近になってタッチパッドを搭載した小型のbluetoothキーボードが出回っていることを知り、我が家のもう一台のWindows tabletであるiWork 7用に、ケース付きのbluetoothキーボードを購入してみました。
iWork 7は7インチのWindows tabletなので、普及サイズである8インチの端末よりもサイズは小さいのですが、7インチ用の製品もあったので、そちらを購入しています。
製品は、miix 2 8の時(下記写真)とほぼ同じように、bluetoothキーボードの裏にマグネットがあり、ケースからの着脱が可能です。
試しにmiix 2 8のものと交換して装着してみたところ、何の違和感もなく、装着できました。
ただし、miix 2 8のケースのように専用のケースでなく、あくまで汎用の7インチtablet用という事で、tabletの固定方法は4角をスプリング上の爪で固定する方法となり、見た目はあまり美しくありません。
そして、最大の特徴は、ノートパソコンのように中央部にタッチパッドを搭載しており、Windows tablet本体とペアリングしたら、マウス操作もできる“はず”でした。
ところが何度かペアリングしても一向にiWork 7ではキー入力もマウス操作もできませんでした。
bluetooth関係のドライバーの更新やペアリングを何度やり直してもダメ。
いよいよハードウェアトラブルを懸念して試しにmiix 2 8でペアリングしてみたところ、アッサリと認識できました。
他のWindowsマシンでも試したところ、こちらも問題なく認識でき、iWork 7だけが何故か認識ができませんでした。
結局、当初の予定であったiWork 7での使用を諦め、ケースの互換性もあったmiix 2 8で使用することにしました…。
ちなみに、使用感ですが、一般的なノートパソコンのタッチパッド同様に、縦、横の隅でスクロールもできます。
キータッチは、miix 2 8のものとほぼ同じで、いわゆるペラペラヘナヘナの押下感ですが、何よりハードウェアキーボードがあるだけで、文字入力が極めて快適になります。
キーボード自体は舶来物なので、英語キーボードとして認識されるので、日本語キーボードに慣れていると少し違和感がありますが、こればかりは慣れるしかありません。
タッチパッド部分は何とかマウス操作はできますが、エリアが狭い為に直ぐに隅の部分に手が触れてしまい、その都度スクロール動作になってしまうこともあります。
無いよりはマシという程度ですが、何よりも別途マウスを必要とせずに操作ができるので、その点では快適です。