OLYMPUSよりオンラインショップ限定で販売されているレンズスタイルカメラのAIR A01です。
同じようなコンセプトのカメラがSONYより発売されていますが、こちらはマイクロフォーサーズ規格に準拠したミラーレス一眼になります。
OM-D EM5 Mk2がそれなりにサイズがあるので、それのサブカメラとして、また我が家で所蔵している広角のパンケーキレンズと組み合わせて、スナップショット専用カメラとして活用しようと考え、導入してみました。
本当だと、この手の奇抜な製品はショップ店頭で使い勝手を確認した上で購入したいところなのですが、こちらはオンラインショップ販売限定なので手元に来るまでは実態が把握できません(汗)
OM-D EM5 Mk2を購入した手前、これ以上の予算はかけられない事に加え、パンケーキレンズとの組み合わせる事が前提だったので、購入したモデルはズームレンズ付属モデルではなく、レンズ無しのカメラ単体モデルとなります。
カラーは、オリンパスは(iPhoneを意識して?)ホワイトを押しておりますが、手持ちのレンズとの兼ね合いからブラックを選択しました。
オリンパスのオンラインショップのみの販売なので、オンラインで注文して2日ほどで手元に届きました。
開封して本体を手に取ってみた第一印象は、単なるレンズみたいでしたが、マウントの奥には見慣れたマイクロフォーサーズのセンサーもあり、まぎれもなくミラーレスカメラという事に気が付きます。
まずはカメラ背面のmicroUSBポートから充電を行ったのち、さっそく手持ちのmicroSDをセットして、スマートフォンとペアリングをしてみます。
なお、本体には試供品のmicroSDは付属しないので、別途、用意する必要があります。
ペアリングには各OS向けの、純正アプリが必要になるので予めインストールを行います。
iOS、Androidとも基本的なペアリングの手順場同じですが、iOSデバイスの場合、Wi-Fiネットワークの優先順位を付けられないので、手動操作が1つ増えます。
- iOSデバイスの場合
- OA Centeralを起動する
- Bluetooth接続設定を行い、画面に従いカメラの名称とパスコードを設定する
- Wi-Fi接続設定を行い、カメラ背面のQRコードを読み取り、Wi-Fiのプロファイルをインストールする
- (すでに他のWi-Fiに接続している場合、)画面を切り替えiOSのWi-Fi接続設定で、OLYMPUS AIR A01を選択する
- 他の撮影アプリで撮影を行う
- Androidデバイスの場合
- OA Centeralを起動する
- Bluetooth接続設定を行い、画面に従いカメラの名称とパスコードを設定する
- Wi-Fi接続設定を行い、カメラ背面のQRコードを読み取る。
- 他のアプリで撮影を行う
以上のように、iOSデバイスではWi-Fi接続する際に手動で、アクセスポイントを切り替える必要があります。(アクセスポイントの優先順位を付けられないiOSの仕様)
出先などで、Wi-Fiに一切接続していない場合は気にならない点ではありますが…
そのため、Wi-Fi環境下で撮影を行う際にはWi-Fi接続の優先順位を付けられるAndroidデバイス(か、現実的ではないですが他のWi-Fiに組み込まない事を前提にOLYMPUS AIR A01のアクセスポイントのみを登録したiOSデバイス)で操作をした方が手順が少なくて済みそうです。
なお、この際、カメラとスマートフォンの間でWi-Fiネットワークが確立するので、Wi-Fiを利用したインターネットアクセスはできなくなります。
具体的には、出先などで3GやLTEで通信している場合は特に問題ありませんが、自宅などで自宅のWi-Fiを利用してインターネット通信をしている場合は、この際、カメラとのWi-Fi接続が確立してしまっているので、一切アクセスできなくなります。
ここまでで、カメラとWi-Fiで接続できたら、ようやくスマートフォンの画面をファインダー代わりに使えるようになります。
具体的には、出先などで3GやLTEで通信している場合は特に問題ありませんが、自宅などで自宅のWi-Fiを利用してインターネット通信をしている場合は、この際、カメラとのWi-Fi接続が確立してしまっているので、一切アクセスできなくなります。
ここまでで、カメラとWi-Fiで接続できたら、ようやくスマートフォンの画面をファインダー代わりに使えるようになります。
もちろんカメラ自体にも撮影ボタンがあるので、これを押すことで、スマートフォンと接続しなくても撮影はできますが、なかなか期待した構図が得られないばかりか、水平も保てないので、ちゃんとした写真が撮りたければペアリングは必須となります。
以下、使ってみて良かった点と悪かった点を列挙してみました。
良かった点
良かった点
- 小型なのでミラーレス画質を気軽に持ち運べる
- 本体だけでも撮影できるので、簡単に撮影できる
- 簡単にミラーレス画質の写真をSNSやクラウドへとアップロードできる。
悪かった点
- スマートフォンとの接続が割と面倒くさい
- 本体だけで撮影すると、意図した構図が得られない
やはり、少々使い勝手が悪いのが難点ですね…。
スマートフォンと接続さえすれば、それなりに普通のミラーレス一眼と同様に撮影もできるのですが、そもそもスマートフォンとの接続が少し面倒くさいです。
かと言って、スマートフォンと接続しないと構図が全く把握できず、おまけにフォーカスすらあっていないような写真しか撮れない可能性もあります。
とりあえず、メインでないスマートフォンで接続設定まで済ませた上で、広角の単焦点レンズを付けてスナップ撮影専用機として遊んでみる事にします。
OLYMPUSのカメラですがボディ内手振れ補正は搭載されておらず、ズームレンズには向きませんね。